電子工作を簡単にシミュレーションできる「CRUMB Circuit Simulator」

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※この記事は別名義で公開していたものを再編集したものになります

CRUMB Circuit Simulatorを使うと簡単に電子工作のシミュレーションができるので本日はこちらをご紹介します。

シミュレーターを試してみる

起動した直後の画面はこちら。

何もないので、ひとまずブレッドボード、電源、LEDを繋げて、LEDを光らせてみます。

このまま電源を操作するとLEDが光ります。

現実世界では電流を流しすぎるとLEDが爆発したりしますが、シミュレーションなのでやり過ぎでもWARNINGが出るだけなので安心。

シミュレーターなので、何処にどれだけの電圧/電流が流れているかも一目で分かる機能もあります。

こちらはサンプルとして入っていた作品ですが、こんな感じで可視化出来ます。

用意されているパーツは、抵抗、スイッチ、インダクター、キャパシター、MOSFET、7セグ、面白い所だと、Arduino nano、HD44780、ST7735等あるので、一通りの事はこなせそうです。

Arduino nanoを使ってLEDを点滅させてみる

Arduino nanoが用意されているので、配線とプログラムを組んでLEDを光らせてみます。

このような感じで電源、Arduino nano、抵抗(100Ωぐらい)、LEDを繋いであげます。

Arduino nanoに以下のようなプログラムを書きます。

void setup() {
    pinMode(3, OUTPUT);
}

void loop() {
    digitalWrite(3, HIGH);
    delay(300);
    digitalWrite(3, LOW);
    delay(300);
}

setup() は起動時に一回実行されます。ここでは3番ピンを出力に設定しています。

loop()setup() の後に実行され、電源を切るまでループし続けます。ここでは、3番ピンに対してHIGHの時は5V、LOWの時は0Vが流れます。

エディタ右上のコンパイルボタンを押した後、10Vほどの電圧を流し、Arduinoのリセットボタンを押してあげると点滅します。

というわけで、 CRUMB Circuit Simulatorのご紹介でした。

初心者から上級者まで、幅広く実践前の検証に使えると思います。

CRUMB Circuit Simulatorは、 Steem(1,000円)のほか、 iOS(1,200円)、 Android(980円)でも配信されています。

※価格は掲載時点の情報になります