技術書典16に初めてオンラインで参加した話

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技術書典16に参加したので、その時の時系列まとめです。 本どころか、同人イベントサークル参加自体、初めてなのでかなり手探りでやっていました。

Playwrightのあるきかた ~ゼロから始めるE2Eテスト~

時系列

2024年3月4日 22時50分

書けるネタがたまたまあったので、締めきりの1時間前ぐらいにノリと勢いで取りあえず申し込みをしてしまう。

「審査用のサークル説明文」の作文に若干戸惑いつつ、100文字ぐらいの本の内容を書いた(その上の頒布予定とほぼ同じ文面)ら審査に通ったので一安心。

参加形態は、初参加かつイベントまで2か月半を踏まえ、オンライン参加に。

論文が本になった以外に本は書いたことがなかったので、Re:VIEWかなと思いつつ、執筆ツールを調べる(尚、論文はLaTeX)。 Vivliostyleなどあったものの、初参加で冒険しても間に合わなくなるだけかなー、と思い予定通りRe:VIEWにする。

3月9日 14時05分

正式に当選の連絡を確認。

3月11日

ReVIEW-Templateを使わせてもらい、PDFがビルドできるところまで持っていく。

これがなかったら製本できていなかったと思います。ありがとうございます!

3月18日

動作検証用のWebサイトの作成と構築。 おおまかな物はAIを使って、数十分ぐらいで作りました。

以後、説明に合わせてページを足したり、動作を修正したり。

3月20日

まだ何も書いていない(だいぶのんびりしてる)が、表紙イラストの依頼しようと思いSKIMAで探して かなめえり さんに依頼。

3月23日~

Puppeteerの本を書き始める。 が、途中でPlaywrightに変更し内容もE2Eテストに方向性を変える。

しばらくは検証サイトを弄りつつ、動作検証をし、結果を書いてくようなことをしていました。

5月1日

表紙イラストが納品される。かわいい。

5月3日

一通り書き上がる。この時点で48ページ(表紙除く)。推こうをはじめる。 やり始めるとあの項目も欲しいなぁ…、と思いさらにページが追加される…。 同時にはじめにとあとがきを改稿する。一番難しかったかもしれない…。

並行してデザイナーを探し始める。この時点でイベント開催日に確実に間に合う登録期日(5月21日)に間に合うか納期が怪しい雰囲気を感じつつ、相談したら大丈夫と返答をいただいたので 水素 さんに依頼。あぶない。

表紙依頼にあたりタイトルを考える。「Playwright入門」→「Playwrightで始めるE2Eテスト」→「Playwrightの始め方 ~ゼロから始めるE2Eテスト~」→「Playwrightのあるきかた ~ゼロから始めるE2Eテスト~」のような感じで変移していました。

5月12日

14ページ増え62ページ(表紙除く)に。製本の都合で4の倍数である必要があるので、あと2ページ増やすか減らすかを考える。

5月13日

2ページ増やして64ページ(表紙込みで68ページ)で書き上げる。

ここから 共同通信の記者ハンドブック文賢を導入し校正も始める。誤字脱字をはじめ、文章が長すぎ、表記ゆれ、冗長な表現、助詞の連続、漢字/ひらがなで書いた方がいい、などなどたくさん指摘されるので頑張って直していく。便利な時代になったものだ。

5月16日

表紙デザインが納品される。おしゃれ。

5月19日

何とか脱稿。技術書典に登録。価格に悩む。

5月20日

運営に審査依頼しつつ、Xで告知ポスト。

5月21日

BOOTHとKindleにも登録。 あと、審査通過のお知らせもいただき、ちゃんと参加確定する。

5月25日

開催初日。

最初の方全く売れず、ちゃんと販売できているのか不安になりつつ見守っていたら、15時に最初の購入者が現れて一安心。購入ありがとうございました!

5月26日

オフラインイベントに一般参加。

10冊ほど買わさせていただきました。

6月5日

BOOTHの技術書特集で特集される。 また、公式YouTubeライブ 【書籍紹介】技術に出会える - 技術書典16スペシャルオンラインイベントでも紹介される。

あんまり感想をもらう機会が無かったのちょっとこっぱずかしい…。

6月9日 25時頃

技術書典終了!お疲れさまでした!

結果的には全て合わせて60冊販売できました! 紙と電子の比率は3:2ぐらいで紙の方がやや多めに販売しました。

6月10日

後から印刷を利用するので入稿作業。 初めてなので、出したものでちゃんと本になるのか凄いドキドキしています。

まとめと感想

便利なソフトと過去の経験談を共有していただいた方たちのおかげで、何とか形にすることはできました。反面、時間が足りず書きたいと思っていたことが書けなかったのは心残り。

ブログと違い、本だとある程度まとまった内容を書かないといけなく、大変でありつつ書いたソフトの知識が深まるなど、いろいろ学びがありました。

次回は余裕を持ったスケジュールでオフライン参加に進出してみようと思います!(多分、今回書けなかった部分になる気がします)